壁に命を吹き込む伝統技。
一般左官工事は、建築物の基礎となる壁や床などに、モルタルやセメントを使って仕上げる伝統的な技術です。
この技術は、単に空間を構築するだけでなく、耐久性や美しさを高め、建物に命を吹き込みます。
- サッシ埋め
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扉や窓のサッシを取りつける作業工程をご紹介致します。まずサッシ屋さんがアンカーを溶接し、そのままですと風が入ってきたり音漏れをしてしまうので隙間をモルタルで埋めていきます。
サッシ取り付け
始めにサッシ屋さんがアンカーに溶接してサッシを取り付けます。
留め枠取り付け
サッシが付いたら隙間を埋める際、反対側からモルタルがこぼれないように留め枠を取り付けます。
モルタル埋め
サッシの隙間をモルタルで埋めていきます。
仕上げ
埋めたモルタルを鏝で押さえ、仕上げを行います。
- 階段 補修
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コンクリート作製した階段の形を整える作業となります。そのままですと排水溝がなかったり、一段一段の高さが違ったりと不具合が生じます。その作業工程をご紹介します。
階段 コンクリート硬化後
型枠大工さんが型枠を組み、コンクリートを打設した後に型枠をばらすと上記写真のような状態です。見て分かるように階段の上は凹凸があり排水溝もついていない状態です。
排水溝 モルタル(横)
まず、排水溝を作り、下に向けて勾配をつけて塗布します。横の壁には地上と平行な線を引き、板が張られている方に向かって間隔を開けて塗布します。
コーナー取付
排水溝が硬化したら、上記の写真のように大量の穴が開いたプラスチックを取り付けます。これにより、人が歩いても階段が欠けず、丈夫に仕上がります。
踏面 塗付
足が乗る部分にモルタルを塗りつけ、その後木製の定規を使用して平滑にします。定規で整えた一つ上の段のように光った状態に鏝で仕上げていきます。
- サンダー掛け
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コンクリートを打設し、コンクリートが固まると木で出来た型枠を外します。その際に型枠がズレたことによるバリの発生や型枠の木屑の張付き、コンクリート面の脆弱層(レイタンスと呼ばれる)があるので、サンダー掛けといわれる処理が必要になります。
型枠
鉄筋を溶接した後型枠を組み、その中にコンクリートを打設します。
型枠バラシ後
コンクリートが硬化したのちに型枠を解体します。
サンダー掛け
解体後、バリや木屑などの張付きや脆弱層(レイタンスと呼ぶ)を写真のようにサンダーを掛けて、削り落とします。
- 伸縮目地入れ
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屋上の防水層を保護するためのモルタルを打設するときに、ひび割れ防止の役割の伸縮目地を入れる作業を行います。
墨出し
保護モルタルを打設後、ドレンに向けて水が流れるように勾配を付けます。そのために防水層に勾配が付くように墨を打ちま
緩衝材の貼り付け
先ほどの墨を打ったラインに合わせて、防水層と保護モルタルの縁を切るように緩衝材を貼り付けます。
伸縮目地取付
セメントは必ず収縮するため、あまり大きな面積を一度に打設するとひびが入ってしまうために、小面積に区分けするように伸縮目地を取り付けます。
保護モルタルを打設
伸縮目地をすべて取り付け終わったのちに、保護モルタルを打設します。
- Pコン埋め
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コンクリート構造体を作る際に、壁や梁にどうしても出来てしまう丸い凹み(締め付け金具の後)がPコン穴と呼ばれるものです。この凹みに樹脂モルタルを埋めることを「Pコン埋め」といいます。
Pコン穴
コンクリート構造体を作る際に、壁や梁にどうしても出来てしまう丸い凹み(締め付け金具の跡)がPコン穴と呼ばれるものです。
Pコン穴
Pコン穴はこのようなものになります。この凹みに樹脂モルタルを埋めることを「Pコン埋め」といいます。
Pコン埋め
Pコン穴の奥まで樹脂モルタルを充填しないと、時間が経過すると材料が剥がれる恐れがあります。穴の奥までしっかり充填し、迅速に作業を終えることが重要です。
Pコン埋め
Pコン穴を樹脂モルタルで埋めた状態です。